きれいに変えたい! 麻雀界

このページは,あるアマ雀士が,現状の麻雀界を「きれいに」「変える」ために,日々思っていることを書いております。麻雀のルールやシステムなどの内容に興味があるので,そのような記事がメインです。

成績評価はどうあるべきか(その1)

麻雀の成績評価法(以下,評価法)って難しいと思います。ゲームであれば,「1ゲームごとに勝敗が決まる」はずですが,一般に行われている「原点からの差に順位点を加えるという成績評価法」(以下,「順位点方式」)では,その勝敗をはっきり決めることができません。

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「順位点方式」はもともと賭け麻雀における評価(=金銭のやり取り)を起源としたものであり,ゲームの評価として考えられたわけではありません(現代ではこれにチップが加わります)。しかし,普及度としてはおそらく一番で,フリー雀荘や公式の麻雀大会等でもほとんどがこの評価法を採用しています。一例として,MONDO TVで行われているモンド麻雀プロリーグでは,以下のような評価法が採用されています。

4.25.000点持ちの30.000点返し。終了時、トップ者にはオカの20.000点が加点される。
5.順位ウマは1位+20.000点、2位+10.000点、3位△10.000点、4位に△20.000点。

例えば,最終成績が
A:35200,
B:28600,
C:24500,
D:11700
とします。

原点からの差は
A:+5200,
B:△1400,
C:△5500,
D:△18300
です。

Aが1着,Bが2着,Cが3着,Dが4着ですから順位点をそれぞれ加えます。またトップ者(=1着)にはオカが入るので
A:+5200+20000(順位点)+20000(オカ),
B:△1400+10000,
C:△5500△10000,
D:△18300△20000
となります。

1000点を1ポイントとして,最終的な評価は
A:+45200 → +45.2,
B:+8600 → +8.6,
C:△15500 → △15.5,
D:△38300 → △38.3
となります。

……しかし,麻雀をゲームとして考えた場合,この「順位点方式」には致命的な弱点が2つあります。

1ゲームでの勝敗が定義されていない。
この評価で決まるのはポイント(得点)であり,勝敗を示しているわけではありません。確かにこの評価法でも数ゲームやれば累積ポイントが一番高い人が勝ちとなるわけですが,一般的なゲーム単位である半荘で,勝敗がはっきりしないのです(トップであれば当然勝ちな気がしますが,ポイントがプラスであるから2着でも勝ち,という考え方もあります)。野球で言えば,1半荘が1イニングであり,1試合ではないということです。
点数の高低,つまり対局の内容がそのまま評価につながってしまう。
ゲームにおける1勝は,すべて等しく1勝であり,どの1勝であってもその価値は変わってはいけません。内容の良し悪しはあると思いますが,それと成績評価は別です。野球なら,1対0でも10対0でも同じ1勝です。サッカーでも得失点差という評価はありますが,少なくとも勝敗の結果のほうが先に評価されます。その考えに立てば,たとえ大勝であっても,また微差の勝利であっても,同じように評価されないといけないということになります。

さらに悪いことに,プロ麻雀団体ではまともに成績評価に関する議論がされていないのか,評価法は「順位点方式」がほとんどです(101競技連盟のように評価法について議論し,その方法の1つの例を示している団体もあります)。この問題を放置したままで,ゲームとしての麻雀を普及させるのは難しいでしょう。そこで,これ以外にどんな評価法であればゲームの評価として適当なのか,次回に考えてみたいと思います。

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