きれいに変えたい! 麻雀界

このページは,あるアマ雀士が,現状の麻雀界を「きれいに」「変える」ために,日々思っていることを書いております。麻雀のルールやシステムなどの内容に興味があるので,そのような記事がメインです。

不聴罰符を考える

不聴ノーテン罰符とは,「流局時に不聴者が聴牌者に支払う点数」のことです。場合によってはアガリ以上の点数がやり取りされることもあるので,バカにはできません。

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いわゆる競技麻雀では,これを採用しないルールもありました。要は,「アガリ以外の理由で点数をやりとりする必要はない」というポリシーによるもので,これはこれで納得できます。この場合,ほとんどの競技者が「手が悪ければ攻めない」という守備的な麻雀になるのは必至で,競技者だけの対局であればいいですが,観戦者がいる対局にはあまり向かないルールだと思います(すべての観戦者の技術が非常に高いなら別だと思いますが)。

一般に打たれている麻雀での採用率は高いと思われる不聴罰符。現在では不聴者が支払の合計点が3000点になるように均等に支払う「場3000」と呼ばれる支払方法が一般的です。このルールについて,10年ほど前に「千式麻雀」を考案されたヒロタシ氏の意見があるので紹介します。要は,「場3000という考え方がルールとして合理的でない」ということです。

全員聴牌,もしくは全員不聴なら点数のやり取りは発生しません。点数のやり取りがあった場合,その点数差はどうになっているでしょうか。

1人聴牌の場合
聴牌者+3000,不聴者△1000 → 点数差は4000
2人聴牌の場合
聴牌者+1500,不聴者△1500 → 点数差は3000
3人聴牌の場合
聴牌者+1000,不聴者△3000 → 点数差は4000

2人聴牌のみ,点数差が異なることに注目です。聴牌者の人数により,点数差のつき方が変わっています。流局時に,ある聴牌者Aがライバルの不聴者Bとの間につく点数差が,残り2人の動向によるというのはルールとして合理的でないような気がします(この2人がともに聴牌,もしくはともに不聴ならつく点数差は4000。1人が聴牌・1人が不聴ならつく点数差は3000)。そこで,この部分に関して合理的なルールにするとしたら,2人聴牌でも差を同じにすることが考えられます。具体的には,2人聴牌時は支払いを2000点にすれば差が4000点になり,この問題は解消されます(これを「場3000」に対して「差4000」といいます)。

実は,この「不聴罰符による点数差を同じにする」というルールを競技ルールとして採用していたプロ麻雀団体がありました。日本プロ麻雀棋士会(以下,棋士会)です。棋士会では,「差2000」とした不聴罰符のルールを明文化していました。残念ながら現在の棋士会の活動状況は全く不明なのですが,現在,棋士会は秋田支部を設けて活動しているようです。既存のルールについて議論し,より合理的なものを目指したことについては好感が持てます。

ある程度浸透しているルールをいきなり変えるのは,一人の力では無理です。ただ,ルールに関する議論はすることはできると思います。少しでもそんなネタを提供しながら,一緒に考えてくれる人を増やしていきたい,と思っています。

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